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旅游日语(10)
日期:2013-06-24 16:24  点击:1361

万里の長城

A 中国には「長城に登らざれば好漢にあらず」といういかたがございますが、ご存知でしょうか。

B はい、きいたことがあります。だから、中国にきてかならず長城に登るわけですね。

C ほら、ご覧なさい。長城が大きな竜のようにみえますね。

B 長城はいったいどのぐらいの長さがあるのでしょうか。

A 長城の一番東が渤海に面した山海関、一番西が甘粛省の嘉峪関で、全長6700キロあまりございます。華里にしてみれば、13700里あるので、万里の長城ともいわれるわけでもございます。

C なるほど。で、長城はいつごろから造り始めたのでしょうか。

A 紀元前7世紀の周の時代から造りはじめて、明の時代まで前後合わせて2000年あまりにもなりました。

B 大変ですね。

A 時代によって、長城の呼び方もそれぞれ違っておりました。秦の時代は長城と、漢の時代は塞垣で、明の時代になると辺と、あとのふたつのよびかたは、いずれも境の城壁という意味でございました。

B 英語でいうと、「Great Wall」となりますが、「偉大な城壁」といういみですね。

C 当時は、北方の遊牧民族の進入を防ぐために、長城を造ったのだそうですが。

A しかし、それはもうずっと昔のことでございました。いまは万里の長城は中華民族の古い文化のシンボルとして存在しています。

B 長城ときたら、見所が多いと思いますが、名所といえば、どういうところがありますか。

A 八達嶺長城、金山嶺長城と慕田峪長城などでございます。

C そう、あとの二か所は1988年頃正式にオープンされたところなんでしょうね。

A そのとおりでございます。八達嶺の長城は「先輩」格で、いつも観光客でにぎわっております。

B わたしたちの足元にあるのは「正関台」ですね。

A はい。「正関台」は慕田峪長城の名所で、八達嶺長城の近くにある「居庸関」と並ぶ有名な関所でございます。

C「正関台」のような、三つの城楼が一列に並ぶ関所はあまり見られないようですね。

A はい、なかなかユニークな関所でございます。どうぞ、その内部をゆっくりとご覧ください。長城の内、外からの攻撃に応じられるように、工夫されております。

B うん、見張り窓、射的窓、砲台、雨水の排水溝...、もう少し離れたところに高い台もありますね。あれは..

C あれは、のろし台でしょう。

A はい。おおかみの糞を燃やしてのろしにしたこともあったようでございますが。

B ほかに、小さな四角いお城もいくつかありますね。ほら、だいたい100メートルおきに一つありますが、あれは何ですか。

A 「適楼」といいますが、見張り用の物見櫓でございます。

B 一番上のほうへいきませんか。

C それは、それは、たいへんでしょうね。A 大丈夫でございます。ロープウェイもございますので、乗って行ってもよろしゅうございます。Bいやあ、やっぱり二本の足で登っていったほうがいいでしょうなあ。手を貸しましょうか。C はい、ちょっと手を貸してください。

B やあ、すばらしいなあ!

C 万里の長城のさまざまな形はその長い歴史をしのばせられますわ。A まったくそのとおりでございます。

C あのう、金山嶺長城もこれと同じぐらいなんでしょうね。

A金山嶺長城は「山の上の巨竜」とたたえられるほど、雄大で壮麗なものでございます。

B そういえば、格別な趣もあるようですね。

A はい。慕田峪長城の2.2キロにたいして金山嶺長城のほうが47.5キロもございます。そのうえ、「障壁」とよばれる、ついたてのように並んだ階段の壁もありますが、兵士たちはその壁を盾にして、国を守っていたのでございます。

B おい、もうすぐ長城に登りますから、がんばって。

C はーい。「長城に登らざれば好漢にあらず」だから、好漢にでもなりましょう。

 


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