台湾 オオウナギを日本向けに養殖
7月18日 23時50分

うなぎの供給量確保のため、輸入先を世界各地に求めはじめた日本。その背景には、日本うなぎの養殖と輸出を大規模に行なってきたチュウゴクとタイワンの輸出量の激減は、そのタイワンでも、これまでと違う種類のうなぎ養殖に乗り出しています。そのうなぎとは、
「こちらが大うなぎです。6年間育てたもので、長さ1メートル20センチ、重さ7キロほどあります。」
太平洋やインド洋の熱帯地域などに分布している大型のうなぎです。稚魚の量は十分で、価格もこれまでの数10分の1、この大うなぎを、かば焼きなどに加工しやすい200グラムほどに成長させたところで、輸出することを目ざしているのです。
大うなぎに関心を示し、日本から視察に来るうなぎ店の経営者や輸入業者も、味は、はたして、「香りが違います。まったく違うもん。だから、どちらかって魚みたい、白身（しろみ）の魚。」「たれでカバーできるんじゃないかな。」
タイワンの水産試験場では、エサの配合などの改良を重ね、肉質の向上を目ざしています。ただ、食べなれた、あのかば焼きの味に近づくのかは、まだ未知数です。
「チュウゴク語」