台湾 台風9号の被害広がる
8月2日 22時44分
大型の台風9号は台湾に上陸し、土砂崩れに巻き込まれるなどして、5人が死亡、6000人以上が避難するなど、被害が広がっています。
台湾の中央気象局によりますと、台風9号はきのう未明、台湾東部にいったん上陸したあと、方向を変えて再び海上に出て、その後、沿岸部をゆっくりと北上しました。
この影響で、台湾では広い範囲で強い雨が降り続き、多いところではこの3日間の雨量が1700ミリを超えています。
防災当局によりますと、これまでに土砂崩れに巻き込まれるなどして5人が死亡、2人が行方不明になっており、16人がけがをしました。
このうち、台湾北部の新北市では、川沿いの道路が突然大きく陥没し、歩いていた男性が転落する事故があり、男性はおよそ1時間後に救出されましたが、死亡しました。
さらに当局は、土石流のおそれがある地域の住民などおよそ6600人を避難させています。
この台風で、台北近郊の国際空港では、ボーディングブリッジが強い風にあおられて崩れ落ちる被害が出たほか、各地の空港で航空便の欠航が相つぎました。
台湾ではきょうにかけて引き続き強い雨が降る見通しで、当局が警戒を呼びかけています。
NHK日语新闻(23)
日期:2013-10-06 11:09 点击:261
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