2級読解 51
人々は、朝の起床にはじまって、着る物や食べ物を選び、その日の計画されたプランにしたがって必要な準備をし、学校や仕事場にむかう。道や交通手段を選ぶなどなど、( 1 )までに数限りない選択を重ねてその日が終わるのです。選ぶ以上は、選び間違いが起こりえます。しかし、(2)人が間違ったり忘れたりするのは、一つの能力と言うことができるのです。
問1 (1)に入る適当な文はどれか。 1.床につく 2.目を覚ます 3.夜が更ける 4.夜が明ける
問2 (2)「人が間違ったり忘れたりするのは、一つの能力と言うことができるのです」とあるが、なぜそう言えるのか。
人々は、朝の起床にはじまって、着る物や食べ物を選び、その日の計画されたプランにしたがって必要な準備をし、学校や仕事場にむかう。道や交通手段を選ぶなどなど、( 1 )までに数限りない選択を重ねてその日が終わるのです。選ぶ以上は、選び間違いが起こりえます。しかし、(2)人が間違ったり忘れたりするのは、一つの能力と言うことができるのです。
コンピューターは、人間の用意した(注1)プログラムどおりに動き、自分で間違う能力はありません。与えられたプログラムを忘れる能力も持ちません。間違うことも、忘れることも、人間という生きものが持つ特徴的な能力なのです。間違うことで、そこから新しい生活や生き方が工夫されるのですし、忘れることができるから、新しい知識や生き方を受け入れることができるのです。それも、これも、人間が選ぶことで、新しい自分を創り続けるという特質に根拠を置いているからだと思われます。(注1)プログラム:コンピューターに対して指示した仕事や順序
問1 (1)に入る適当な文はどれか。 1.床につく 2.目を覚ます 3.夜が更ける 4.夜が明ける
問2 (2)「人が間違ったり忘れたりするのは、一つの能力と言うことができるのです」とあるが、なぜそう言えるのか。
1.プログラムどおりの生活には喜びも楽しみもないから。
2.人間は選ぶことで新しい自分を創り続けるものだから。
3.間違うことで工夫が生まれ、忘れることで新しい知識を受け入れられるから。
4.人間らしさというのは、間違ったり忘れたりするところにあるから。