2、「ご」の使い方:
「ご」というのは 普通名詞、あるいはサ変動詞の詞幹の前に接するのですが、これらの名詞は 尊敬語、謙譲語、お礼の意味を持っている言葉になる。
(1)「ご」は漢語性質の言葉に使うのです。
例:ご通知、ご返事、ご協力、ご勤務、ご指示、ご幸福など。
(2)「ご」は 少数の和語にも 使うのです。
例:ごゆっくり、ごもっとも、ごゆるりなど。
(3)「ご」は 人と関係がある言葉に 使うのです。
例:ご令嬢、ご息子、ご両親など。
注:「ご」を使わないのを注意すること:
(1)一般的な和語の前に「ご」を使わない。
例:ご知らせ、ご答え、ご勤め、ご教えなど。
(2)外来語の前に「ご」を使わない。
例:ごソース、ごビール、ごインクなど。
(3)日本習慣に残る言葉の前に「ご」を使わない。
例:ご料理、ご茶、ご盆、ご肉、ご電話、ご写真など。
注:「ご」と「お」とは 両方も使うことができる:
例:男性なら、ご卒業、ご祝儀、ご返事、ご入学など。
女性なら、お卒業、お祝儀、お返事、お入学など。
練習:尊敬語を表す
(1)ご両親はおげんきですか。 您父母都很好吗?
(2)何かご不幸でも おありになったのですか。 发生了什么不幸的事啊?
(3)ご意見は いかがですか。 您的意见如何?(4)ご感想を お伺いしたいんですが。 我想听听您的感想好吗?
(5)お正月ですから、いろいろと御用がございますでしょう。
正处在过年,您一定有很多事要忙吧。
練習:謙譲語を表す。
(6)いつでも田中さんにご迷惑をかけるのが辛いんです。
总是给田中您添麻烦,心里真是不好受。
(7)ご返事が遅くなって、申し訳ございません。
回信拖延了,实在抱歉。
(8)お役に立たないでいつまでもご厄介にっていちゃ。
不能给您帮忙,却反而给您添麻烦。
(9)二時間もかかって、ご馳走がやっとできました。
花了2个多小时,好不容易才把饭做好。
(10)明日は 息子のご入学式ですが。
明天是儿子的入学仪式。