4、競争能力を増強する提案
昨年の報告書でご覧になってように、合弁会社は3年間の経営を経て、理想的な業績を上げており、回収した投資コストは50%にも達しています。しかし、われわれは現在潜在的なライバルの出現に直面しています。TAK社は、今年当地にて当方の2倍もの生産ラインを導入する予定で、来年5月にラインの試験運転を始めるとのことです。製品の特徴は現在よく売れているわれわれのCRT系列とかなり似ているようで、定価も低いそうです。この情勢は楽観できません。
このような情勢に対し、以下の対策を提案いたします。
1.生産ラインを増設。年間生産量を20000セットまで拡大し、TAKの製品が売り出される前に市場を占有する。
2.製品のランクを上昇させる。J国の最先端の技術を導入し、製品の等級(とうきゅう)をGST-Vに引き上げるように努力する。
3.販売規模を強化する。当地で5個所の専門販売カウンターを設置すると共に広告宣伝を増やす。
上記第1点の資金需要は1500万元で、第2点の資金需要は2000万元で、第3点の資金需要は100万元の予算です(添付予算資料をご参照ください)。
第1点は生産規模を拡大するための対策、第2点は技術リードの面での対策、第3点は市場拡大するための対策です。会社現在の保有資金は900万元であり、第1点または第2点のどちらの対策にしても新しく資金を準備しなければなりません。
以上ご報告まで。