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日本地理:第五章 日本の交通
日期:2013-12-08 22:21  点击:1236
第五章  日本の交通

第一節 陸上交通
日本では、鉄道や道路には海岸に沿って走る線と日本列島を横切って走る線とがある。工業の発展に伴って、日本の交通輸送量は年々増加しており、その中で陸上交通は重要な役割を果たしている。
日本の鉄道は英国人技師の指導により、1872(明治5)年に東京の新橋と横浜の間に開通したのが最初である。現在、鉄道の全長は2万300kmである。鉄道には国鉄(日本国有鉄道)と私鉄(民営鉄道)があったが、今、国鉄はない。百年の間に組織が大きくなりすぎて経営状態が悪化し、1987年に民営化されてJR(Japan Railway company)になって、六つの旅客と貨物の会社に分割された。
1964年に開通した東海道新幹線は、時速220kmのスピードで、東京・大阪間を3時間で走っている。その後、東海道新幹線は、九州の博多まで行く山陽新幹線に接続した。また、東北新幹線が東京・盛岡間に、上越新幹線が東京・新潟間に開通している。なお、秋田新幹線は1997年3月開業し、北陸新幹線は同年10月開業し、東京・長野間を1時間19分で結んでいる。この35年間に新幹線が走った距離は、延べ地球を約2万周以上した計算になり、利用客も43億人(1995年)を超えており、乗客の死傷事故は一度もなく、世界で最も安全な鉄道と言われている。大雨や強風の時にはゆっくり走るか運転を止め、震度4以上の地震では、列車が止まるようになっている。これは列車にATSという列車自動制御装置がついているためである。また、列車が定められた速度を超えると、正しい速度に戻る装置や信号機・線路などにある色々な設備も一個所で管理するCTCという装置があり、それらによって安全に運転されている。
1988年、本州と北海道の間に青函トンネル(全長53.85kmで世界一長い)、本州と四国の間に瀬戸大橋が相次いで開通し、本州と九州の間の関門トンネルを加えて、日本の主要な四島が鉄道で直接結ばれた。そのほか、東京・大阪・福岡・神戸・京都・名古屋・横浜・仙台・札幌などの大都市では、都市と郊外を結ぶ通勤用鉄道や地下鉄網も整備されている。
日本の主要道路である国道及び都道府県道の全長は、約18万kmで、そのうち96%が舗装されている。高速道路は1958年に名神高速道路の建設が始まってから、だんだん東名、中央などができ、1987年には、北は青森から南は熊本まで、約3,000kmが高速道路で結ばれ、現在は青森と鹿児島間のほとんどが結ばれている。しかし、一般道路の整備は自動車の普及に比べると遅れている。現在、全国の自動車の登録台数は7500万台(2000年)で、世界で二番目に多くの自動車を持つ国になっている。
1997年に、世界最長の海底自動車トンネルと海上橋で神奈川県と千葉・房総半島を結ぶ東京湾横断道路は、全長15.1kmが構想から約35年にして完成した。
交通の発達により、人口稠密な日本では人や物の運搬が、世界でもことさら頻繁に行われている。高度経済成長期以降は、高速化を目指して、新幹線網や高速道路網の拡充が行われてきた。鉄道は新幹線を中心として旅客の長距離大量輸送や、地下鉄など大都市圏の交通手段として、依然としてその重要性を発揮している。都市の新しい交通システムとして、自動運転の軌道交通機関(AGT)の開発も進められている。旅客・貨物とも、自動車による輸送が半分以上を占め、交通や物流の中心となっている。輸送貨物が軽薄短小化したり、需要が個別化・多様化しているため、宅急便などのように自動車による輸送はますます需要が高まると考えられる。また、ほかの交通機関が未整備な農村などでは、自家用車が交通手段として広く普及している。しかし、こうした自動車輸送の役割の大きさに比べ、道路整備が遅れており、大都市圏や幹線道路での渋滞が一層激化している。

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