2、申し出の仕方
(1) 同僚への申し出
李 :大変そうだねえ。手伝おうか。
同僚 :ありがとう。そうしてもらえると助かるわ。
李 :じゃ、僕が報告書をコピーしよう。君が綴じ込んでくれ。
同僚 :うん、わかった。
李 :やっと、終わったね。ちょっと休憩してコーヒーでも飲もうか。
同僚 :そうね。じゃ、私が入れてくる。
(2) 客への申し出
李 :お迎えに上がりました。
お客 :わざわざどうもすみません。
李 :お荷物をお持ちします。
お客 :すみません。
李 :あのう、長旅でお疲れではございませんか。
お客 :ええ、少し。
李 :でしたら、ホテルに直行いたしましようか。少しお休みになられた方がいい
かと思います。
お客 :ええ、そうしていただけると助かります。
(3) 上司への申し出
李 :部長、今回の仕事ですが、ぜひ、私に担当させていただけませんか。
部長 :君に任せてもいいんだが、自信はあるのかい。
李 :ええ、部長の期待に背かないよう、全力を尽くします。
部長 :わかった。じゃ、君に任せよう。思う存分腕を振るってくれ。
李 :はい、かしこまりました。
常套表現と解説
・ (私が)~ましょうか
▼ ~(よ)うか
▲ お~しましょうか/お~いたしましょうか
・ (私が)~ます/(私が)~ましょう
▼ ~する(よ/わ)
・ (私に)~(さ)せてください
▼ ~(さ)せて‐もらえない?/もらえないか/くれ
▲ ~(さ)せて‐くださいませんか/いただけませんか
通常の日常生活では・のように「~ましょうか」「~(よ)うか」の形で相手の意向を打診します。・の「~ましょう」ははっきりと積極的に申し出る表現で、相手の依頼や要請を聞いて引き受けるときや、お客に対して当然なすべき仕事として申し出るときは「~ましょう」の方が適切です。
・は会社などの集団の中で何かの任務や仕事を自分が引き受けたいときにもよく使われる表現です。こうした申し出は責任を伴いますが、上司はあなたの積極的な態度を評価してくれるでしょう