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第10章 商談での断り方(1-2)
日期:2013-12-28 17:03  点击:715
1、 商談
 
(2) 保留、または婉曲に断る
<保留、または婉曲な断り>
取引先:このくらいで、お互い折り合えませんでしょうか。
李  :この額では、ちょっと・・・。当方の事情もお察しください。
取引先:そうですか。でも、もう少し勉強していただくわけにはまいりませんか。
李  :私個人の一存では、何ともなりませんので、上の者と相談して再度お返事するということでよろしいでしょうか。
取引先:はい、けっこうです。いいお返事をお待ちしております。
 
<保留、または婉曲な断り>
取引先:これで何とかお願いしたいのですが、いかがでしょうか。
李  :ええ、でも、・・・。
取引先:ご無理は承知の上で、そこをなんとかお願いできないでしょうか。
李  :困りましたねえ。少し考えさせてください。
 
<結論を先延ばしする>
取引先:こちらといたしましても、ぎりぎり勉強させていただきました。これでぜひお願いしたいのですが、・・・。
李  :ええ、その点は私もよく承知しておりますが、もう少しお時間をいただけないでしょうか。
取引先:私も上司に急かされておりまして、できれば、近日中にお返事をいただきたいのですが。
李  :でも、私どもも検討してみますので、また次回にということで。
常套表現と解説
 
・ そこを何とかお願いできないでしょうか
  無理を承知の上で、そこを何とかお願いいたします
  当方の事情もお察しください
・ 私個人の一存では何ともなりませんので
  上司と相談してからでないと
・ 少し考えさせてください
  検討してみますが、・・・
・ もう少しお時間をいただけないでしょうか
  また次回にということで
 
 ・は相手に再考慮を頼む言い方です。特に「無理を承知の上で」や「そこを何とか」はこうしたときの常套表現です。
 さて、ここで取り上げたのは日本的な婉曲な断り方ですが、・は会社における自分の立場を訴え、自分の一存ではないことを伝える表現で、相手に諦めて欲しいときに使われています。また、この表現を使えば相手から恨まれなくてすみますから、ビジネスマンにはぜひ覚えて欲しい断り方です。・は言葉どおりに受け取れば「再検討」ですが、実際はよくて保留、あるいは面と向かって断ることがはばかられるときに使われる婉曲な断りとして使われることが多く、日本人の代表的な曖昧語の一つです。なお、・は即答を避けて、結論を先延ばしするときに使われます。
 

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