2、 贈り物
常套表現と解説
(1) 会社の規則を理由に断る
取引先:今回はほんとうに李さんにはお世話になりました。これ、当社からの心ばかりのものですが、・・・。
李 :このようなお気遣いは困ります。
取引先:そんなことをおっしゃらないで、どうぞお受け取りください。
李 :申し訳ございませんが、会社の規則で受け取れないことになっておりますので。
取引先:そんなお堅いことをおっしゃらないで。
李 :いえ、やはりいただくわけにはまいりません。
(2) 丁重に断る
取引先:今回、無事に契約が終了いたしましたのも、李さんのおかげです。これ、私からのほんの気持ちです。
李 :いや、それは困ります。
取引先:大したものではございませんから、ぜひご家族で召し上がってください。
李 :いえ、やはりいただくわけにはまいりません。お気持ちだけちょうだいいたします。
常套表現と解説
・ これ、心ばかりのものですが
これ、ほんの気持ちですが
・ このようなお気遣いは困ります
会社の規則で受け取れないことになっておりますので
お気持ちだけちょうだいいたします
立場上、いただくわけにはまいりません
「賄賂」と誤解されたりすることもありますから、基本的にはこうした贈り物は受け取らない方がいいですね。ただし、日本にはお中元やお歳暮という贈り物の習慣がありますから、これは受け取らないというわけにはいきません。