Lesson13:関西人が関西弁と思っていないの関西弁
私が子供の時によく見ていたCMに「パルナ○」のCMがありました。
今でも、「パル○ス」のCMソングが歌えるくらいよく見ていました。
「モスクワの味ってどんなんやろ?」と○ルナスのケーキを口にする事をずっと夢みてきました。
残念な事に私の住んでいた地域にはパル○スの店舗がなかったので、「きっと東京へ行けば食べれる」と信じていました。
でも、パルナ○が関西ローカルだったなんて…。
というわけで、今回は「えっ?これって関西だけなん?」をテーマにご紹介しましょう。
私はコーヒーをブラックで飲みます。
(缶コーヒーは別ですけどね)
あなたはコーヒーを飲む時、白い液体を入れますか?
関西ではあの白い液体を「フレッシュ」と言います。
普通は「ミルク」と呼ぶらしいのですが、関西では「フレッシュ」です。
関西人が他の地域(特に東京)の喫茶店でよくやる失敗の横綱と言ってよいでしょう。
もうひとつ、喫茶店でやる失敗の代表例をご紹介しましょう。
「フレッシュ」が横綱だとすると、これは大関くらいでしょうか?
「冷コー」(れいこー)
関西ではアイスコーヒーの事をこう言います。
最近、「冷コー」と言うのは年齢層の高い人だけになってきつつありますが、喫茶店のメニューにデカデカと「冷コー」と書いてある店もまだまだあります。
それでは、喫茶店からうどん屋に舞台を移しましょう。
関西では具の入っていないうどんの事を「すぅどん」と言います。
なぜ?と聞かれても、そう言うから仕方ないんです。
広島の人が神戸に出張に来て、「すうどんって酢が入ってるんですか?」とマジメな顔で質問してきました。
どちらかというと「素」のうどんという意味なんでしょう。
この広島の人は結局「ハイカラうどん」と注文しました。
「ハイカラうどん」
これも他地域では通用しません。広島の人がハイカラを注文して「天カス~?」と落胆していましたから…。
よく聞きますが確認した事がないのが、「タヌキうどん」。
関西では「タヌキうどん」と言えば、何故か「揚げの入ったそば」が出てきます。
(最近では「タヌキソバ」とか「キツネソバ」って書いてある店もあります)
これは「きつね」(うどん)が「タヌキ」に化けたからとだという話しを聞いた事があります。
でも東京では「タヌキ」と言えば、かけそばが出てくるらしいです。
「(ネ)タヌキ」の駄洒落だそうです。でも先にも書きましたが確認していません。
他にも「にぬき」ってご存知でしょうか?
関西の人なら「にぬき」=「ゆで卵」なんですが、他の地域では通用しないみたいです。
でも、国語辞典にも載ってるですけどね。煮抜き卵の略って…。
関西では、とても偉い食べ物や可愛らしい食べ物があります。
「お揚げさん」、「お稲荷さん」(稲荷寿司)、「お芋さん」…。
キャンディも「あめちゃん」ですから、とても可愛らしいです。
他の地域ではそんな呼び方しないんでしょうね。
同じ関西でも知られていないのが「たまご焼き」です。
兵庫県明石市のお店で「たまご焼き」を注文すると、いわゆる「明石焼き」が出てきます。
と言っても他の地域の人は「明石焼き」自体を知らないと思いますけど…。
「明石焼き」とは、「タコ焼き」と似て非なる物です。
「タコ焼き」はソースで食べますが、「明石焼き」はダシで食べます。
「タコ焼き」は主原料はメリケン粉ですが、「明石焼き」は卵です。
ですから本場明石では「たまご焼き」なのです。
しかも明石のタコを使っていますので、うまい!
明石にお寄りの節は、是非ご賞味下さい。
最後にお決まりのビリヤードネタ。
「完紀」(かんき)、「半紀」(はんき)も関西だけです。