Lesson16:ボツネタ
最近、ネタに困ってきたので、過去のボツネタを一挙公開。
ボツネタなんで、「笑えん!」というメールはご遠慮致します。
そもそも、「笑い」を求めたコンテンツではないので…。
日本昔話(関西弁バージョン)
むかしな、村の端っこの方に、じいさんとばあさんが住んどったらしいねん。
じいさんが山に木拾いに行っとうころに、ばあさんが川に洗濯に行ったらしいわ。
そしたらな、バリでかい桃が、ドンブラコッコ、ドンブラコッコって流れて来たんやて。
ばあさん、めっちゃびっくりしとったけど、とりあえずうちに持って帰ってじいさんと食う事にしたらしいわ。
ばあさんが持って帰って来た桃見て、じいさんもえらいびっくりしてもて、耳から汁出そうになったらしいわ。
「う~わ、何やこれ?」
「桃やん」
「わかってるっちゅーねん!無茶苦茶でかい桃やんけ!、ちゅーとんや」
「そやろ?持って帰ってくんの、難儀やったもん」
見ててもしゃーないから、なんせ食おうって事になって、じいさんが桃を切ったんやって。
ほんだら、中からややこが出てきたから、さらにびっくりや。
「もうわけわからんわ。ばあさん、これどないしょ?」
「どないしょ?言われてもなぁ~。育てとく?」
「そやな~、捨てるっちゅーわけにもいかへんしなぁ~」
ほんで、じいさんとばあさんはそのややこに「桃太郎」いうて名前付けて、育てたらしいわ。
じいさんとばあさんにしてみたら、「天からの授かりもんや」いうて、甘やかす甘やかす。
そら、出来のええコンタクトみたいに、目に入れても痛ないで~状態や。
まあ、桃の中からややこが出てくるだけでも、非常識やのに、この桃太郎、おっきなったらおっきなったで、急に「鬼退治に行く」いいより出して、じいさん、ばあさん、またびっくりや。
それでも、「行く」っちゅーてるもん止められへんし、キビ団子渡して、見送ったらしいわ。
「気ぃつけていきや」
「生水飲んだらあかんで」
「しらんおっちゃんに付いて行きなや~」
桃太郎がてくてく歩いてると、犬とか猿とか雉とか出て来て、団子くれ~、団子くれ~いうてやかましいこと、やかましいこと。
しゃーないから、団子やったら、
「にいちゃん。わし、にいちゃんについていくで。なんでもいうてや」
と言い出すさかいに、桃太郎もめんどいから「ええで」いうて連れてったらしいわ。
鬼が島に着いたら、桃太郎は刀抜いて、そこらへんにおる鬼を手当たり次第に切りまくりやがな。
そら、鬼もビックリするわな。
急に刀振り回して、「いわすぞ!コラ!」言うてくんねんで。
それこそ、女、子供お構いなしや。
ほんまオニやで。
鬼もビビってもうて、ギブせなしゃーないさかい、ギブするわな。
ほんなら、「あるもん全部出さんかい」いうて、鬼の財産全部没収や。
子鬼に向かって、「おいこら、ガキ。われ飛んでみぃ」言うて小銭までカツアゲする始末。
ほんで、村に帰って来て、「おじん!おばん!見てみ、バリ儲かったで!」
この話は、甘やかして子供育てたら、ロクなもんにならんちゅー戒めの話や。
※ボツの理由
桃太郎という話をネタにしている時点で、桃太郎伝説の残っている地域からクレームが来るかも…。
オチがイマイチな上に話が長い。
次は小ネタ集です。
ヘタレ
焼肉のタレでも、剣道の防具のタレでもありません。
関西では根気のない人の事や、意気地のない人の事をヘタレと言います。
この「ヘタレ」という言葉を他の地域の人に言うと、「よく屁をする」と誤解する人が多いです。
関西ではそういう人の事は、「屁こき」と言います。
この「タレ」は他にも、「アホタレ」、「貧乏タレ」というように、その性質や状態をはっきり表す人をののしっていうのに用いる事があります。
これは別に関西だけの事ではなく、全国的に使われています。
「しみったれ」、「ばかたれ」
しかし、「鼻たれ小僧」は、同じ「たれ」でも、垂れている状態を表しているので少し違います。
何してけつかんどんじゃい
別にお尻を噛んでいるわけではありません。
「何してけつかる」という言葉をさらに関西風にした言葉です。
意味的には「何をしている?」です。
基本的には、卑しめる時に使います。
ちなみに「けつかる」自体が関西弁らしいです。
なんば
私の友達はあまり使いませんが、「とうもろこし」の事を「なんば」と言います。
何で「とうもろこし」をなんばというのかは、知りません。
でも、カモナンバには、とうもろこしは入っていません。
ネギが入っています。
なんでネギ?と思われますか?
昔、ネギと言えば難波のネギが有名だったかららしいです。
せったらう
「せった」と言っても、下駄やセブンスターの事ではありません。
神戸では「そんなん言わへんわ~」と否定されるのですが、「背負う」とか、「背負い込む」という意味です。
私が子供の頃は、「ランドセルせったらって、学校行くんか?」と近所のおばちゃんに声を掛けられていました。
おばちゃん、平日の朝8時に子供が集団に歩いていたら、普通は学校に行くもんだ。
いきり
別に陣痛が始まったわけではありません。
自分をかっこよく見せようとしているヤツの事を「いきり」と呼んでいました。
同じ意味で「ええかっこしい」というのがあります。
ツッパってるヤツを見ると「いきってる」と表現します。
※ボツの理由
小ネタの割りに数が少ない。
ひねりが利いていない。
次は関西弁の口説き文句。
ただし、絶対に成功しないパターン
もし、この中のある口説き文句で口説かれた女性が居たら、ご一報下さい。
ここから削除します。
「なあ、やらせ~や。心は要らん。体だけくれ」
洒落になっていません。
こんな事を言うくらいなら、風俗店に行きましょう。
「自分の事、めっちゃ好きやねん。つきおうて。な?ええやろ?」
何がいいのか、さっぱりわかりません。
好きなのはわかりますが、相手の気持ちを一切聞いていません。
「一緒に夢追いかけよ」
寝言は寝て言え。
何が夢や!と言われる事間違いなし!
※ボツの理由
見たらわかるやん。
関西人ならみんな知ってる笑い話シリーズ「砂漠の男」
ある男がラクダに乗って砂漠を旅しとったんよ。
途中でむっちゃヤリたなって我慢できんようになったから、ラクダで我慢しょうとしたけど、ラクダが暴れてどうにもこうにもでけへんかったらしいわ。
男は諦めて、旅を続けてると砂漠の真中で車が立ち往生してやないか。
近づいてみると、金髪のプリッ、キュッ、ぼ~んのねえちゃんが困った顔で「助けてくれたら、どんなお礼でもする」と言ってきたらしいわ。
「ほんまやな?ほんまに、何でもしてくれんねんな」
男も必死のパッチや。ヤリと~て、ヤリと~てしゃあなかったんやから。
気合で車を直して、エンジンがかかるんが早いか、ズボンのベルトをカチャカチャ緩めながら、
「ねえちゃん!ちょっとラクダ抑えといてんか!」
関西人ならみんな知ってる笑い話シリーズ2「ラーメンに親指」
ラーメン屋でラーメンを注文したら、おばちゃんがラーメンを持って来てくれた。
よう見るとおばちゃんの親指がラーメンの汁に浸かってる。
「おばちゃん!親指、汁に浸かっとるで!」
「大丈夫、大丈夫。慣れてるから熱ないさかい」
誰がおばちゃんの指の心配しとんねん。
関西人ならみんな知ってる笑い話シリーズ3「修理代」
ある学生がタバコを道に投げ捨てたところ、たまたま車が通りかかり、その車に当ってしまいました。
中から出て来たのは、どっから見ても『本職』。
「あ~あ。兄ちゃん、コゲてもたでぇ」
「え?ほんまですか?」
「なんや?ワシがウソ言うとる言うんかい?」
「いや、ちゃいますよ。すんませんでした。まさか車が通る思ってへんかったから…」
「まあ、兄ちゃんもわざとやったんやないからな。修理代くれたら、それでチャラにしたるで」
「修理代ですか?あの~、いくらくらいかかるんですか?」
『本職』は片手を広げて、「まあ、これくらいかな?」
「4万5千円ですか?」
※ボツの理由
関西人ならみんな知ってると思っていたら、誰も知らなかったから…。