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『論語』の八イツ篇-17
日期:2014-02-25 18:01  点击:440
[白文]17.子貢欲去告朔之餽羊、子曰、賜也、汝愛其羊、我愛其礼。(餽(き)の正しい漢字は、「食」の偏に「気」である。)
 
[書き下し文]子貢(しこう)、告朔(こくさく)の餽羊(きよう)を去らんと欲す。子曰く、賜(し)よ、汝(なんじ)は其の羊を愛しむ(おしむ)も、我は其の礼を愛しむ(おしむ)。
 
[口語訳]子貢が、生きた羊を宗廟へ犠牲として捧げる毎月一日(朔日)の魯の儀式を、(貴重な食糧の羊がもったいないということで)廃止しようとしたことがある。先生は言われた。『子貢よ、お前は犠牲に捧げる羊が惜しいのだろうが、私は羊を惜しんで失われる礼のほうが惜しいと思う。』 
 
[解説]魯の財政政策に辣腕を振るった議論第一の子貢は、魯の宗廟へ一日が来たことを知らせる為に捧げる「生きた羊」がもったいないと思い、財政緊縮のために羊を犠牲にする儀礼を廃止しようとした。現実主義者である子貢にとって、食べるわけでもないのに羊を無意味に殺すことは無駄以外の何ものでもなかったが、過去から続く伝統を大切にする保守主義者の孔子は、儀式の安易な廃止に異論を唱え「過去の儀礼(祖先への畏敬)を守る」ことが礼の現れであると語った。
 

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