[白文]7.斉必有明衣、布、斉必変食、居必遷坐。
[書き下し文]斉(さい)するときは必ず明衣(めいい)あり、布なり。斉するときは必ず食を変じ、居は必ず坐を遷す。
[口語訳](凶事を避けて身を清めるための)斎戒沐浴をするときには、必ず浴衣(ゆかた)を着る、その生地は麻が良い。斎戒沐浴のときには、いつもとは食事のメニューを変えて、住居の中でも座る場所を変えるようにする。
[解説]孔子が身を清めるために行った『斎戒沐浴のやり方』について触れた章で、斎戒するときに浴衣を着るなど当時の民俗文化を偲ぶことができる。