[白文]38.子曰、事君、敬其事而後其食、
[書き下し文]子曰く、君に事えて(つかえて)は、その事を敬してその食を後(あと)にす。
[口語訳]先生が言われた。『主君に仕える際には、その仕事に敬意を払って、俸給(給料)は後回しにしなさい。』
[解説]主君に仕える官職に就いた場合には、俸給(給料)の多い少ないばかりにとらわれず、自分に与えられた仕事に誇りを持って、懸命に職務を遂行することを考えろということである。