[白文]3.子曰、唯上知与下愚不移、
[書き下し文]子曰く、唯(ただ)上知(じょうち)と下愚(げぐ)とは移らず。
[口語訳]先生が言われた。『(多くの人は学習?努力によって変われるが)ただ最高の知者と最低の愚者は変わることがない。』
[解説]儒教は人間の才能?適性?素質の「完全平等主義」を説くものではなく、現実状況に照らし合わせて最高の知性と最低の知性との間にはやはり後天的学習によっては「越えがたい壁」があることを認めていた。