[白文]8.子夏曰、小人之過也必文、
[書き下し文]子夏曰く、小人の過つ(あやまつ)ときは必ず文る(かざる)。
[口語訳]子夏が言った。『小人が過ちを犯したときには、必ず言葉で誤魔化そうとする』。
[解説]間違いや過失をした時にただちに自分の誤りを認めて、言動を正しくできるというのが孔子の言う君子の徳である。反対に、間違いを犯した時にさまざまな言葉を並べ立てて、自分の責任を不当に逃れようとするのが小人の特徴だと子夏は語っている。