[白文]3.寛則得衆、信則民任焉、敏則有功、公則民説、
[書き下し文]寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち民任じ、敏なれば則ち功あり、公なれば則ち説ぶ(よろこぶ)。
[口語訳]寛大であれば大衆の人望が得られ、信(まこと)の情があれば人民から頼りにされ、機敏であれば仕事で功績を上げ、公平であれば人民に喜ばれる。
[解説]上の章と同じように「君子の政治原則」についてまとめた部分であり、「寛容性・誠実性・機敏性・公平性」の4つを人民から敬服される徳治の要素として上げている。