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辉夜姬的成长
日期:2014-05-23 15:02  点击:1115
【かぐや姫の成長】
 
 竹取の翁、竹を取るに、この子を見つけてのちに竹取るに、節を隔ててよごとに金(こがね)ある竹を見つくること重なりぬ。かくて翁やうやう豊かになりゆく。
 
 この児(ちご)、養ふほどに、すくすくと大きになりまさる。三月(みつき)ばかりになるほどに、よきほどなる人になりぬれば、髪上げなどさうして、髪上げさせ、裳(も)着す。帳のうちよりも出(い)ださず、いつき養ふ。この児のかたちけうらなること世になく、屋(や)のうちは暗き所なく光満ちたり。翁、心地あしく苦しき時も、この子を見れば、苦しきこともやみぬ。腹立たしきことも慰みけり。翁、竹を取ること久しくなりぬ。いきほひ猛(まう)の者になりけり。
 
 この子いと大きになりぬれば、名を三室戸斎部(みむろどいんべ)の秋田を呼びてつけさす。秋田、なよ竹のかぐや姫とつけつ。このほど三日、うちあげ遊ぶ。よろづの遊びをぞしける。男はうけきらはず呼び集(つど)へて、いとかしこく遊ぶ。
 
(現代語訳)
 
 
 竹取の翁が竹を取る時に、この子を見つけてからは節を隔てて節の間ごとに黄金の入っている竹を見つけることが重なった。そうして、翁はだんだんと裕福になっていった。
 
 この子は、養育するうちに、すくすくと成長した。三か月くらい経つころには、人並みほどの背丈になったので、髪を結い上げる儀式を手配し、裳を着せた。帳台の中からも外には出さず、大切に育てた。この子の容貌の美しさには比類がなく、家の中には暗い所がなく光に満ちている。翁は、気分が悪く苦しいときも、この子を見ると苦しさが消えてなくなった。腹立たしいことも慰められた。この間に翁は黄金の入った竹を取り続けて長くなった。そして、財力の大きい者になっていった。
 
 この子は、背丈がたいそう大きくなったので、三室戸斎部のあきたを呼んで名前をつけさせた。あきたは、「なよたけのかぐや姫」と名づけた。この三日間、酒盛りをして楽しんだ。詩歌や舞などいろいろな遊びを催した。男という男はだれかれ構わず呼び集めて、たいそう盛大に楽しんだ。

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