076.わたの原 こぎいでて見れば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白波 /法性寺入道前関白太政大臣
(わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもいにまがう おきつしらなみ)
【現代訳】
広大な海原に船を漕ぎ出して見わたすと、
遠くの方では白い雲と見わけがつかないような、沖の白波が立っているのが見える。
まことに茫洋と果てしない光景である。
译为:
放眼极悠远,
茫茫一小船。
海天相吻处,
犹有水云翻。