スマホ活用で農作業効率化へ
7月30日 4時32分
スマートフォンやタブレット端末を使って日射(にっしゃ)量や農作業にかかった時間などを手軽にデータにまとめ、農作業の効率化につなげようというシステムが開発されています。
このうち、大手電機メーカーのNECは、農業用機器メーカーと共同で農業用ハウスの気温や日射量などのデータを自動的に蓄積し、スマートフォンなどで簡単に確認できるシステムを開発しました。見回りの回数を減らすことができるうえ、大がかりな設備が必要ないため、導入に当たっての費用は比較的少なく、集めたデータを分析すると、より効率的な生産に役立つということで、今後JA全農などと普及を目ざすとしています。
一方、富士通は、畑で撮影した農作物の画像や畑ごとの作物の収穫量、それに1日の農作業にかかった時間と使用した農薬の量をといったデータをタブレット端末やスマートフォンで簡単に記録し見ることができるシステムを開発しました。
入力したデータをもとに、畑や作物ごとにかかったコストを確認できるということで、今後は栽培支援のサービスも行なっていきたいとしています。
「利益を出るようなかたちの農業に変えていくとか、若い方も新しく就農される方も非常に農業に参入しやすいような仕組みを作っていけると、そういうようなところにお役立つってできないかなと思ってます。」
見回り:巡视,巡视的人。
大がかり:大规模,规模宏大。