夜通しの古典相撲 隠岐の島
7月29日 14時38分
島根県の隠岐の島で夜を徹して取り組みを続ける伝統行事の「古典相撲」が行なわれました。
隠岐の「古典相撲」は江戸時代から続く伝統行事で、今回は隠岐の島に新しい病院が完成したことを祝い、5年ぶりに行なわれました。
取り組みはきのう午後5時から始まり、土俵では、「座元(ざもと)」と呼ばれる大会を主催する地域の力士と、それ以外の地域の「寄方(よりかた)」の力士が対戦し、年代別の勝ち抜き戦などが行われました。
「古典相撲」の特徴は2番勝負で取り組みが行なわれ、最初に勝った力士が2番目には勝ちを譲ることになっていて、「人情相撲」とも呼ばれます。
大会は20時間にわたって行われ、観客は夜通し(よどおし)取り組みに声援を送っていました。
勝ち抜き(戦):淘汰赛。