海自艦艇 訓練でペルシャ湾へ

8月12日 13時0分

 

アメリカ軍などが中東のペルシャ湾で行なう機雷の除去を想定した訓練に参加するため、海上自衛隊の2隻の艦艇が、きょう、神奈川県の横須賀基地を出港しました。

参加するのは、海上自衛隊横須賀基地所属の掃海母艦「うらが」と、掃海艦「はちじょう」の2隻で、およそ170人が乗り組んでいます。

2隻は、来月16日から12日間、訓練に参加する予定で、午前9時前、横須賀基地を出港しました。マレーシアやスリランカに寄港したあと、ペルシャ湾に入る予定です。

ペルシャ湾で行なわれる今回の訓練は、アメリカ軍が呼びかけておよそ20か国が参加し、海上が封鎖された場合を想定し、機雷を発見して処理する訓練を行ないます。

ペルシャ湾は、日本が輸入する原油の重要な輸送ルートで、自衛隊がペルシャ湾での機雷除去の訓練に参加するのは去年に続いて2回目です。

「日本では得られない環境特性、暑いなかでやったりしたが、ペルシャ湾特有の地形を持っておりますので、そのなかで訓練するのは非常に意義があるもんだと考えております。」

ペルシャ湾の入口のホルムズ海峡では、イランが去年、機雷などを使って封鎖する可能性を示唆したことがあり、今回の訓練はイランをけん制しようというアメリカ側のねらいもあるものとみられています。

 

機雷：水雷

掃海：扫除水雷

乗り組む：（作为业务人员）共同乘坐（同一船、飞机等），在交通工具上务（勤务）。