野党7会派 規制委人事案採決で申し入れ
8月21日 16時19分
国民の生活が第一など参議院野党7会派は、参議院議院運営委員会の鶴保(つるほ)委員長に対して、政府が国会に提示した「原子力規制委員会」の人事案について、政府側が候補者の十分な情報の公開などを行なうまで、参議院本会議で採決を行なわないよう申し入れました。
申し入れたのは、国民の生活が第一、みんなの党、キョウサン党、社民党、みどりの風、新党改革、新党大地真民主の参議院野党7会派の国会対策委員長らです。
このなかで、国民の生活が第一の主濱(しゅはま)参議院国会対策委員長は、政府が国会に提示した「原子力規制委員会」の人事案について、少なくとも3人の候補者が、「過去3年間に、同一の原子力事業者などから一定額以上の報酬などを受け取っていた者は就任できない」などとする政府の指針に反している疑いがあると指摘しました。
そして、政府側が、指針で定めた原子力事業者などの解釈を明確に説明し、候補者の十分な情報の公開を行なうまで、参議院本会議で人事案の採決を行なわないよう申し入れました。
これに対して、鶴保氏は「申し入れの趣旨については一定の理解ができる」と述べました。
国民の生活が第一などは、きのう、衆議院でも同様の申し入れを行なっています。