【早安日语】第285讲(进阶 第21课)
【会話】
大崎:もうそろそろお正月ですね。どこか行くんですか。
清水:いいえ、今年は何も計画はないんですが。
大崎:じゃ大晦日は、自宅で紅白を見るんでしょう。
清水:そうしたいんですが、見られるかどうかもわからないんです。
大崎:えっ、どうしてですか。
清水:それが、その、いつ生まれるか、わからないんですよ。
大崎:ああ、奥さん、もうそんなになるんですか。じゃ、いろいろたいへんですね。
清水:ええ。新婚早々、掃除とか料理とかさせられそうですよ。
大崎:子供ができたら、家事の分担は当たり前ですよ。
清水:それに、引越しも考えているんです。部屋が狭いかなと思って……。
大崎:最初は狭くてもいいんですよ。子供が大きくなってから考えれば。
清水:それもそうですね。大崎さんはどうするんですか。
大崎:私は、ハワイに出かけようと思ってるんですが……。実はビデオが壊れちゃって……。紅白の録画をお願いできませんか。
清水:そんなことなら、お安い御用です。
大崎:じゃ、お言葉に甘えて。奥さん、どうぞお大事に。
【よみもの】
2003年は日本でテレビの放送が正式に始まってちょうど50年です。50周年を記念して、NHKではさまざまな特別番組を放送中です。さて、この間に、最高の視聴率を記録したのはどの番組だと思いますか。それは紅白歌合戦です。ご存知のように紅白歌合戦は毎年大晦日に放送され、1963年の第14回大会は81.4%という数字を記録し、-これは今まで破られていません。
紅白歌合戦では、約4時間の番組の間に、男女それぞれ20数組の歌手が登場します。そのメンバーは、人気や実績、その年の活躍などを考えて選ばれます。歌手にとっては、紅白歌合戦に出場することが一流である証明になります。大晦日の夜に、自宅でテレビを見ているのと、NHKホールに招待されるのとでは、大きな違いがあるわけです。この番組も、60年代から80年代までは、毎年視聴率70%以上を記録していましたが、最近10年は、50%を下回ることが多くなりました。その理由としては、人々の音楽に対する好みや年末休暇の過ごし方が多様化したことなどが挙げられています。