毎年ゆかたをきて、ぼんおどりに行くことを楽しみにして
います。だけど、去年きていたゆかたは、小さくて、きれなく
なってしまいました。そこで、わたしは妹にあげてしまいま
した。わたしは、家にもう一つあるゆかたをきてみましたが、
十五センチぐらい長くてきれないから、妹に
「そめのゆかたがきれないから、前にたまちゃんにあげたゆ
かたを、お姉ちゃんがまたきてもいい」
と聞きました。すると妹は、「エンエン」となきだしました。
そのため、わたしはまよいました。小さいゆかたをきて、たま
ちゃんにがまんしてもらおうか、大きいゆかたをそのままき
て、ぼんおどりにいくか。そして考えていると、お母さんが
「大きいゆかたをちょうせいしてあげるから小さいのをたま
ちゃんにきさせてあげてね。」と言ってくれました。わたしは、
この時うれしかったけど、お母さんはおしごとがいっぱいあ
るのにやってくれると言うから、お母さんはたいへんだなと
思いました。わたしは、
「お母さんは、おしごとがあるからたいへんでしょ」
と言ったところ、お母さんは、
「そめのことならなんでもやってあげるよ」
と言ってくれました。
お母さんのやさしさをかんじました。わたしの家は、お父
さん、お母さん、妹、弟、わたしの五人家族であります。弟はま
だ３才で、今年からようち園に通っています。弟は、まだあま
えんぼうで、何かであそんでいても、すぐにお母さんがきにな
り、
「ママはどこにいるの」と聞いてきます。ママが近くにいな
いとわかると、きゅうになきだしてしまいます。そのため、お
母さんはいつも弟といっしょにいます。わたしもお母さんの
そばにいたいけど、弟はまだ小さいのでがまんしています。
お母さんは、まだ小さい弟の相手をしながら、ごはんを作っ
たり、そうじをしたりして、いつもいそがしくしています。そ
んないそがしいお母さんが、わたしのゆかたを直してくれる
と言ってくれました。わたしは、ぶかぶかのゆかたでも、がま
んしてきていこうと思ったけど、お母さんが直してくれると
言ってくれたので、とてもうれしかったです。
わたしは、まだ自分のきもちをすなおに人につたえること
ができません。でも、今なら言えます。お母さんいそがしいの
に、わたしのためにやってくれてありがとう。わたしも、でき
るだけおてつだいできるようにがんばります。
