14、外資利用
中国が外資を利用するルートと形は大まかに3種類に分けられる。第1、対外借款。外国政府・国際金融機構の貸付、また外国商業銀行の貸付・輸出信用貸付・対外発行の債券などを含む。第2、外国企業の直接投資。中国と外国の合弁・協力企業・外国企業の独資企業・協力開発プロジェクトなどを含む。第3、外国企業のその他の投資。国際レンタル・補償貿易・加工組み立て・株式の対外発行などを含む。
改革開放以来、外資は長期にわたって中国の固定資産投資の重要な資金源であり、外国投資企業の急速な拡張は中国の工業化を促し、必要不可欠な租税収入源となると共に、大量の雇用を生み出した。2012年末までに中国はすでに20年連続で外資導入額が最も大きい発展途上国となった。国際金融危機の影響を受けて、ここ2年間中国の外資導入の勢いがいくらか緩んだ。2012年中国で新しく批准された非金融分野の外国直接投資企業は前年比10.1%減の2万4925社となり、実行ベース外国企業直接投資は前年比3.7%減の1117億ドルだった。