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第十七章:民俗~中国の婚俗
日期:2015-01-14 12:12  点击:424
 中国は国土が広く、悠久な歴史を持ち、婚姻の習俗は時代の移り変わりに伴い、変化しつつある。しかし、盛大に、賑やかに、めでたく祝う雰囲気は変わらない。 
 
 中国の古代では、結婚には6つの儀式が行なわれた。これは「六禮」といわれる。例えば、納彩・結納、親迎などの儀式だ。若者が気に入った娘がいれば、仲人を娘の家へ行かせて、婚約を結ぶ。この時、男の方は仲人にだけではなく、相手の女性の家にも贈り物をあげるわけだ。女性は結婚するまで、婿と一度も会わないこともある。現在では、女性の方は両親や先輩に伴われて、男性の家へ行って、相手側の情況を見ることができる。こういう時、女性の方は男性の家で、食事をすることに同意すれば、男性のことを気に入ったと言うことになる。 
 
 婚約を結ぶことは最も重要な儀式だ。これは民間でのやり方だが法律の役割も果たしている。婚約をする時、ほとんど男性の方から女性の方に結納品を送るのだ。また、気に入った男女は互いに指輪を交わして、証にするのだ。指輪の形は丸くて、古代の象形文字の中で、恒久の意味を表すからだ。伝統的な観念では、婚約は途中で破ることは出来ず、他人が異議を唱えることもできない。婚約は法律的な効力を持つものだと認められている。結婚式は一連の儀式の中で、最も複雑で賑やかなものだ。 
 
 結婚式の日、ほとんどの花嫁は吉祥つまり、めでたいことを表す赤い服を着る。現在では、白いウェイティングドレスを着る人もいる。花嫁は実家を離れる時、涙を流して、実家との別れを惜しむ。花婿の家に着いたら、結婚式は本番に入る。一部の地方では、花婿の家の庭に入る時厄除けの火鉢をまたぐ。そして、禮堂に入って、天地と舅、姑を拝した後、互いに拝し、夫婦固めの盃を交わす。これで正式に結婚式を済ませ、その後新婚の部屋に入る。 
 
 結婚式の披露宴に参加することは、喜びのお酒、「喜酒」を飲みに行くといわれている。披露宴では花嫁は自らお客さんに酒を注ぎ、歓迎の意を表す。新婚部屋は「洞房」と言う。披露宴の後の新婚の夜、親友や未婚の男女達は新居へ行って、ドンチャン騒ぎをする慣わしがある。

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