多くの家から端切れをもらって子供服を作るという慣わしの一種で、典型的な民俗衣装といえます。中国では、子供が元気に育つには、多くの人の手助けが必要で、それには他の人から食事をもらい、他の人の服を着なければなりません。
百家衣とは、できるだけ多くの家から端切れを集め、服を作ることです。
図の子供のチョッキは百家衣で、作り方が複雑です。色や素材などが端切れを選び、色とりどりの衣類に変身しました。色合いが明るく、素朴で、暖かさを感じさせてくれます。
百家衣はチョッキのほかに、長短の綿入れもあります。特に、中国の西北部の陝西、山西、甘粛、河南、華北、山東などで残っている習慣で、南部にもあります。