中国の伝統的な入れ物で、「荷包」は欠かせないものです。形として、円形、楕円形、四方形、長方形、桃の形、如意の形、ざくろの形、瓢箪の形、花瓶の形、お金の形、連なっている琴の形などがあります。荷包は大体ベルトに垂らして飾られるか、着物をとめるために使われています。
荷包に飾られている模様もさまざまである。花卉、鳥獣、草、虫、山水、人物及び縁起言葉、詩歌などがある。形は変化に富んでおり、強い装飾性があります。
荷包は実用的な面がある一方、深い情けと未来への憧れも含んでいます。図の荷包はシンプルで、瓢箪の形をしています。過剰な装飾を省いており、荷包の表裏に「潔く生まれ、謙虚に生きる」、素直な心で生きようという内容の詩が刺繍されています。瓢箪の凹んだところに穂が飾られ、おしゃれです。