明と清(14世紀―19世紀)の時代以来、伝統小麦粉食品の模様が多くなり、小麦粉食品の加工で様々なものが図案化された木型の利用が盛んになり、その最も典型的なものが、中秋節の月餅を作る木型である。
中秋節(旧暦八月十五日)以外、七夕(旧暦七月七日)、元宵節(旧暦正月十五日)、春節(旧正月)、端午節(端午の節句、旧暦五月五日)及び結婚、誕生祝いなど、「寿」と「喜」という字の模様が付けられた小麦粉食品がよく食べられています。
図の菓子木型は「福」と「寿」の字の模様で煙台市をはじめ、山東省東部胶東地域でよく見られます。