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第二十二章:楽器~簫
日期:2015-01-30 20:17  点击:336
 簫(しょう)は"洞簫"とも呼ばれる中国古来の管楽器である。数千年前、簫はすでに民間で広く演奏されていた。その歴史は、排簫(はいしょう)の歴史と重なり、数千年前、排簫は簫と呼ばれていた。その後、人々は排簫を演奏する時に単独で1本の管に穴を開け、音程の違う音が演奏できることを発見した。簫は次第に多くの管を束ねた排簫から単管の洞簫へと変化していった。 
 
 現在の簫は漢の時代に既に存在していたが、当時は"羌笛(キョウテキ)"と呼ばれ、四川省や甘粛省に居住するキョウ族の楽器だった。紀元前1世紀、黄河流域に伝わり、幾度かの改良によって6つの指穴のある楽器となり、今の簫に非常に近いものとなった。 
 
 構造は簡単で、形は縦笛にそっくりである。普通は紫竹などの竹で作られ、管は縦笛よりも少し長め。竹は節ごとに切断し、その断面が吹き口にあたる。管の側面には5つの指穴が空いており、裏側の上部にも1つの指穴がある。そのほか管の下側の裏にも3つ~4つの穴があり、音の高さを調整し、音量を大きくする役割を果たしている。 
 
 音色は優雅で柔らかく、低音域の音は低く深みがあり、静かな音で演奏する時にその特色が生かされる。中音域は美しく、まろやかな音を出す。演奏方法はほとんど笛と同じでだが、笛ほどスピード感のある曲には向かず、非常にゆったりと表情豊かな音色は自然の景観や人の感情を表す曲に使われる。 
 
 また、表現力に富んだ楽器で、独奏から合奏まで広く用いられるほか、江南地方や福建、広東音楽などでは伝統的な地方劇の中で伴奏にも用いられている。 
 
 簫の種類は「紫竹洞簫」「玉屏簫」「九節簫」など多岐にわたる。 
 
 紫竹洞簫での演奏曲『平沙落雁』は、雁が空中を旋回して飛んでいる様子を表す名曲として知られる。 

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