1 文型
1 箸は使わないで。
2 悪いんじゃないですか。
3 そこに座らないように。
★ 遠慮しない限り座らないように。
2 基本会話★ (^o^)
木村:鄭さん、この魚とてもおいしいですよ。どうぞ。
鄭 :はい、いただきます。
木村:あっ、鄭さん、箸は使わないで。皿をください。
箸と箸で食べ物をつかんでは駄目ですよ。
鄭 :どうしてですか。
木村:お葬式の時、二人でひとつの骨を箸でつかむからです。
★鄭は日本語で「てい」と読みます。
1 鄭さんは何をもらいましたか。
2 どうして箸と箸で食べ物を持ってはいけませんか。
3 応用会話★★ (^o^)
木村:鄭さん、待って。
山本さんに先に乗っていただかなくちゃ。
鄭 :お年寄りの方に奥の席まで行ってもらうのは悪いんじゃないですか。
木村:でもお年寄りがいいと言わない限り、さきに車に乗らないように。
鄭 :そうなんですか。
1 どうして鄭さんは先に乗ろうとしましたか。
2 お年寄りより先に車に乗ってもいいのはどんなときですか。
4 文法
1 ~ないで(ください)
グループⅠ あ段
いきます → いかない → いかないで
よみます → よまない → よまないで
グループⅡ 語幹+ない
たべます → たべない → たべないで
おきます → おきない → おきないで
グループⅢ
します → しない → しないで
きます → こない → こないで
例
暑いからクーラーを消さないでください。
危ないですからここに入らないでください。
悪い映画は見ないで。
2 ~じゃない?
「明日は休みじゃない」は「明日は休みではない」と「明日は休みだ」の意味があります。
名詞・な形容詞の否定形は語尾を上げて言うときは否定形ではありません。
例 山田さんは親切じゃない? (山田さんは親切ですね)
留学したほうがいいんじゃない?
この仕事は1年かかるんじゃない?
3 ~ように
例 一生懸命勉強するように。
たばこは吸わないように言われた。
健康のために毎日運動するようにしなさい。
★ ~限り (~場合は)
例 明日雨が降らない限り山に登りましょう。
できる限りやってみます。
見た限りでは元気そうです。
5 練習★ (^o^)
1 悪いテレビ は 見ない で (ください)
2 イムさんは 勉強している んじゃない?
3 部屋をきれいにする ように言われた。
6 読解★★
キムさんがお見舞いにかわいい鉢植えの花を買おうとすると、花屋さんが鉢植えはよくないと教えてくれました。菊の花もやめたほうがいいそうです。ほかの花はにおいが強くない限り何でもいいそうです。鉢植えは根が付いているので、寝つく意味になるから、菊の花は韓国と同様に葬式の時によく使うから、においの強い花は病人が疲れるからです。
1 誰が鉢植えの花はよくないと教えてくれましたか。
2 どうして鉢植えはよくないのですか。
3 葬式でよく使われる花は何ですか。
7 聴解 (^o^)★★
1 誰がケーキを作りましたか。
2 男の人はどうして石田さんが作らなかったと思いましたか。
8 食事のマナー★★★
食事のマナーは国によって違います。食事中音を出してはいけないと言われていますが、日本のそばなどは音を出さないとおいしく食べられません。日本料理の基本は出された通りにして戻す。分からない時は訊くのが一番いいです。
してはいけない食事のマナー
1犬食い・ テーブルに顔を近づけて食べる
2二人箸・ 二人が箸で同じ食べ物をつかむ
3渡し箸・ 茶碗の上に箸を渡すように置く
4立て箸・ さし箸・食べ物に箸をさす
5さぐり箸・ 入れ物の中の料理をひっくり返して好きなものをとる
6移り箸・迷い箸・ どれを食べようかと料理の上で箸をうろうろさせる
7涙箸・ つまんだ料理から汁やしょうゆなどをたらせる
8ねぶり箸・ 箸をなめる
9寄せ箸・ 箸で食器を引き寄せる
9 難しい習慣の違い★★★
習慣の違いは知らないと誤解されることもある。日本で外国人がとまどう言葉の使い方にはいろいろあるが、一番難しいのは、日本人が何かをしてもらった後で、次にその人と話す時に「先日はありがとうございます」、「先日はどうも」と必ずお礼を言うことだろう。もうお礼はその時に言ってあるので忘れてしまうのが普通だ。けれども「私はあなたにしていただいたことを忘れていませんよ」ということを示すために習慣として言っている。日本語が下手な場合は問題になることはほとんどない。上手な人ほど気をつけたい。日本人は「もう日本語がぺらぺらなんだから当然日本の習慣もわかっている」と考えてしまうからだ。特に目上の人とつきあう時には気をつけたい。また特に何もしてもらわなくても「先日はどうも」ということが多い。「先日は楽しかったね」などお互いに共通の場をもったという意味の挨拶になっていることも多い。次に難しいのは「~てあげる」の使い方である。誰かに何かをしてあげるときに例えば「持ってあげます」とか「持ってあげましょうか」と言うと、親切心は分かるのですが何だか恩着せがましい。親しい人には使ってもいいけれどほかの人にはあまり使わないほうがいい。「お持ちします」や「お持ちしましょうか」のほうがいい。お茶などをすすめる言葉も難しい。日本人に「お茶を飲みますか」と訊いたら多分遠慮して「いいえ結構です」と答えるでしょう。相手の気持ちを察するのが基本だから、日本人の家へ行ったら何も訊かれないうちに飲み物が運ばれてくることが多い。また自分の家族や会社の上司のことを外部の人に話すときに敬語を使わないのも言葉の使い方の上での習慣である。
答え
基本会話
1 魚です。
2 葬式の時、二人でひとつの骨を箸でつかむからです。
応用会話
1 お年寄りに奥の席まで行ってもらうのは悪いと思ったからです。
2 お年寄りがいいと言った時です。
練習
1 悪いテレビ は 見ない で (ください)
酒 飲まない
辞書 使わない
仕事の話 しない
2 イムさんは 勉強している んじゃない?
真面目な
優しい
結婚している
3 部屋をきれいにする ように言われた。
皿を洗う
野菜を食べる
酒を飲まない
読解
1 花屋さんです。
2 鉢植えは根が付いているので、寝つく意味になるからです。
3 菊です。
聴解
男:おいしそうなケーキだな。誰が作ったんだい。
女:石田さんじゃない。
男:石田さんじゃないのは知っているよ。だから誰が作ったの。
女:だから石田さんよ。
男:えっ?
1 石田さんです。
2 女の人が石田さんではないと言ったと思ったからです。