今春、我が家の末娘が小学1年生になります。祖父母に買ってもらったピンクのランドセルを背負い、毎日「行ってきます」の練習をしている娘には、精神遅滞によるコミュニケーション障害があります。言われたことは大体理解できますが、思いを言葉にすることが難しいのです。しかし、天真爛漫な彼女の微笑みや仕草に何度となく救われて、彼女は私たち家族のいつも中心です。幼稚園の先生方やお友達にも恵まれて、3年間を楽しく、何とか「普通」に過ごすことができました。
就学を考えた時、初めは幼稚園のお友達と同じ「普通学級」を希望しました。しかし最終決定の時、無理に35人学級に入れて娘は楽しく学校生活が送れるかしらと、ふと疑問を感じました。彼女に今大切なのは早く自分の意思を表現できるようになることではないか、問いかけにすぐ対応してくれる環境ではないかと思え、心が少し軽くなりました。
家族で話し合い、複式学級のある別の小学校に決めました。8人のクラスです。主治医の先生にも①「背伸びせずありのままに育ててください」と言われました。これからはできないことを教えるよりも、できるようになったことを素直に喜べる母になりたいと思います。彼女には、パパやママや流した涙の分だけ幸せになってほしいと、新しい門出に願っています。
練習問題
1、我が家の末娘とはどのような人か。
近所のいつもの中心的な人物
精神遅滞によるコミュニケーション障害者だが、思いを言葉にできる人
言われたことは大体理解できないが、天真爛漫な人
言われたことは大体理解できるが、思いを言葉にできない人
2、和が家の娘は結局どのような学校に入学した。
35人学級のクラスに入った
8人のクラスで、複式学級のある別の小学校に入った
友達のあるクラスに入った
幼稚園の友達と同じ「普通学級」に就学にした
3、①「背伸びせずありのままに育て」とは、どういう意味か。
わがままで、親の言うことを聞かない
背伸びが早く、買った服がすぐ着られなくなる
成長が早く、親の言うことを聞かなくなる
無理をしなくても、自由に成長できる