「梅が咲くころ?」「いや、桜のころでしょうね」
今年度末に大型事件の着手が近づくと、捜査幹部と事件記者との間で①こんなやり取りが繰り返される。梅なら遅くとも3月中、桜なら4月にずれこむというサインだ。西武(せいぶ)鉄道株をめぐるコクド前会長の疑惑でも、こうした会話が日々続いていることだろう。
ところが、暖冬気味の今年は、こんな②腹の探り合いでは事件の見通しを1ヶ月近く読み違えてしまうかもしれない。
我が家に近い東京都日野市の観梅の名所、京王百草園(けいおうもぐさえん)では、早咲きのロウバイ(蝋梅)が12月に開花したのをはじめ、例年より2~3週間も早く見ごろを迎えた。広さ2万平方メートルの園内では、樹齢300年を超す寿昌梅(じゅしょうばい)など約800本の古木が、紅白の花模様で訪れる人の目を楽しませている。
「サクラサク」は合格電報の定型文。大学受験シーズンに桜は早すぎると思っていたが、昨日の陽気なら、似合うかも知れない。
国公立大入試の2次試験は今がピーク。受験諸君、頑張れ
練習問題
阅读题总是很无奈 不要在意对错 重要的是多读
1、①「こんなやり取り」とは何を指しているか。
コクド前会長に関する疑問
大型事件の着手
時期についての確認の会話
西武鉄道株に関する疑問
2、②「腹の探り合い」とはどういう意味か。
相手にいろいろ紹介すること
相手に怒ること
相手に確認しながら話すこと
相手の心の中を伺うこと
3、本文の内容に合った文を選びなさい。
大学受験生は桜の開花のために頑張っている。
京王百草園の桜は一番早く咲く。
気候の不順で桜の咲く時期が狂っているようだ。
捜査幹部と事件記者はいつも梅や桜がいつ咲くにういて話し合っている。