未熟な若手議員の放言にすぎないのだろうか。そうは思えない。自民党の武藤貴也(たかや)衆院議員が、安保関連法案に反対する学生グループ「SEALDs(シールズ)」の主張について、「『だって戦争に行きたくないじゃん』という極端な利己的考え」と批判した。ツイッターへの投稿だ
难道只是不成熟的年轻议员的大放厥词吗?不能这么认为。就反对安全相关法案的学生组织“SEALDs(希尔兹)”的主张,众议院自民党的武藤贵也提出了批评称,“‘说什么我也不想参加战争’这是一种极端利己的想法”。并且,还上传到了Twitter。
氏は続けて「利己的個人主義がここまで蔓延(まんえん)したのは戦後教育のせいだろう」と述べる。戦争を起こすな、憲法9条を守れという訴えが利己的とは、いかなる理屈なのか
这位仁兄接着道,“个人利己主义居然蔓延到如此地步,不得不说这是战后教育的失误”。所谓的不准挑起战争、捍卫宪法第9条是利己主义,这究竟是哪家的道理?
氏が3年前に書いたブログがある。いわく、滅私奉公のような徳の高い「日本精神」を破壊し、社会を荒廃させたのは日本国憲法である。中でも「主犯」は基本的人権の尊重だ。生存権すら制限された戦前と異なり、戦後日本には身勝手な「個人主義」が存在している――。あらゆる問題を今の憲法や戦後教育のせいにする。一部の政治家に見られる発想だ
3年前,这位仁兄还在博客上撰文称,破坏了诸如灭私奉公之类道德崇高的“日本精神”,荒废了社会的,正是日本国宪法。其中的“主犯”就是对基本人权的尊重。与生存权也受到限制的战前不同,战后的日本存在着肆无忌惮的“个人主义”。所有的问题都要归咎于当今的宪法及战后教育。这样的想法可以从一部份政治家身上看到。
これは武藤氏一人のことではない。人権思想を疑う思考は自民党の改憲草案にも見て取れる。党の解説書は、「天賦人権説に基づく規定」を全面的に見直したとうたう
这绝不是武藤先生一个人的问题。对人权思想抱有怀疑态度,这在自民党的修宪草案中也能看到。党的解说书就鼓吹,要全面修改“基于天赋人权说的规定”。
個人主義を嫌がる点も通じる。人権の核心を示す現行13条は「すべて国民は、個人として尊重される」とするが、草案は個人を「人」と改めた。「個」を削り、別途「家(か)」族(ぞく)の尊重を盛り込む。戦前への郷愁がにじむ
在厌恶个人主义这一点上,两者也是相通的。显示了人权核心的现行第13条规定“作为个人,全体国民都应得的尊重”,而草案将个人修改成了人,剔除了“个”字,另辟蹊径地融入了对“家”庭的尊重,渗透着对战前的乡愁。
武藤氏ほど露骨ではないにしても、類似した志向性が自民党にはあることを忘れるわけにはいかない。そのような政権による安保法案であることも。
纵然不如武藤先生这么露骨,可是,我们也绝不能忘记自民党存在着类似的志向,以及由这样的政权制定的安保法案。