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「~うちに」と「~あいだに」の違いは何ですか?
日期:2015-09-21 14:51  点击:1344
質問
 
「~うちに」と「~あいだに」の違いは何ですか?
 
こたえ
 
「うちに」も「あいだに」も、〈一定の期間〉という意味を示します。このとき、時間は線的にとらえられていて、はじまりと終わりに区切られた期間という意識があります。
 
若い(うちに/あいだに)勉強しておきなさい。
明るい(うちに/あいだに)帰宅する。
のような場合には、どちらも可能ですが、
 
この新聞は電車を待っている(*うちに/あいだに)買った。
1時と2時の(*うちに/あいだに)来て下さい。
のように、〈始まりと終わり〉が明確な場合に「うちに」は使えません。これは、期間の長短には関係しません。
 
長い(*うちに/あいだに)街はすっかり変わってしまった。
のように、〈始まりと終わり〉とが(話し手に)はっきり意識されている場合には、「うちに」は使えません。逆に、
 
その(うちに/*あいだに)またお訪ねいたします。
のように、ある期間を漠然と指し示す場合に「あいだに」は使えません。
 
また、「うちに」は、瞬間的な状態を示す語を受けるときに否定形をとり、
 
暗くならない(うちに/*あいだに)帰宅する。
のようになります。
 
暗くなる(まえに/*うちに)帰宅する。
とは、用法が異なるので注意が必要です(「*暗くならないまえに帰宅する。」とはいえません)。
 
「うちに」と「あいだに」とが両立する文脈でも、意味合いには違いがあるようです。たとえば、
 
若い(うちに/あいだに)勉強しておきなさい。
のような場合、「うちに」には、ある期間をそれより後の期間と対比する意識があります。ここでは、〈若い:老いた〉という意識があって、「年をとってから勉強したのでは遅すぎる」という気持ちを含んでいると解釈できます。「あいだに」は、単に「若い時期」を指すだけです。
 
ピアノを練習している(うちに/あいだに)雨が止みました。
という場合、「うちに」は「いつの間にか(気がついたら)雨がやんでいた」という意味を表わし、「雨が止んだ時点がピアノ練習の時間内であった」という事実を表現する場合には「あいだに」を使います。「あいだに」の方が、客観的な言い方になるのです。逆に、
 
ピアノを練習している(うちに/?あいだに)上手になりました。
という場合には、具体的な事実関係(ピアノの練習の期間や事柄の生じる時点)がはっきりしないので、「あいだに」とはいいづらくなります。「ピアノを練習している(うちに)上手になりました。」は、「気がついたら、だんだんうまくなっていた」という気持ちをあらわしています。

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