平仮名しかわからない小さな子にも読んでほしい。埼玉県に住む予備校講師の山岡信幸さん(51)はそう思い、易しい言葉で「こども語訳」を作った。8歳と5歳と3歳の3児の父。書き出しは「くにと くにの けんかを せんそうと いいます」だ
希望让那些只看得懂平假名的小宝宝们也来读一读。住在琦玉县的补习学校讲师山冈信幸(51岁)带着这种想法,用浅显的语言创作了《儿童语译》。他是8岁、5岁和3岁的3名孩子的父亲。标题就是《国家和国家之间的吵架叫战争》。
訳したのは、「自由と平和のための京大有志の会」が7月に公表した声明書である。安保関連法案への反対を詩的につづり、幅広い共感を呼んだ。山岡さんは、例えば原文の「戦争は、すぐに制御が効かなくなる」を、「せんそうは はじまると だれにも とめられません」とした
翻译的是【为自由与和平的京大有志会】在7月发表的声明书。用赋诗的手法表达对安保相关法案的反对,引发了广泛的共鸣。比如说,山冈将原文的【战争很快会失控】翻译成【战争一旦开始,任何人都无法阻止】。
有志の会に送ると、すぐに会のホームページに掲載された。それに目を留めたのが、絵本作家の塚本やすしさん(50)だ。戦争に関するすべてのことを言い当てていると感じ、「これは絵本にするしかない」と即決した
发送给有志会后,立刻被刊登在该组织的主页上,并得到了绘本作家塚本YASUSHI(50岁)的关注。他感觉该作品对有关战争的一切都一语中的,立刻决定【必须将它做成绘本】。
参院での採決前に出版したいと考え、3日で絵を仕上げた。戦争の怖さを表現しつつ、残酷になりすぎないよう気をつけたという。企画してから発売までたった40日。「ふつう絵本には緊急出版なんてないんですが」と塚本さんは笑う
想赶在参议院通过表决前出版,只用3天时间便完成了绘画。据说在表现战争恐怖的同时,还注意不要显得过于残酷。从项目企划到发售只有40天时间。塚本笑言:“一般来说绘本不存在紧急出版”。
『戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」』はこうして世に出た。山岡さんは広島生まれで親族に被爆者がいる。塚本さんの両親は東京で空襲を経験している。次の世代に平和を引き継ぎたいという2人の思いが、言葉と絵の力に結実した
《凝视战争与和平的绘本 我的‘不’》便如此横空出世。山冈出生于广岛,有亲戚是原子弹爆炸受害者。塚本的父母在东京经历过空袭。2位希望向下一代传承和平理念的想法在语言与绘本的力量上获得了成果。
作品の最後、大勢の子らが必死の表情で叫ぶ。戦争を始めようとしている人たちに、「やめて」と。
作品最后,许多的孩子用拼了命的表情在叫喊。那是对想要开始战争的人们喊 “不”。