ファシズムに立ち向かったチャプリンの映画「独裁者」は製作中から脅しの手紙が舞い込んだという。しかしニューヨークで上映されると連日の大入りになる。ヒューマニズムあふれる名高い結びの演説は、多くの観衆の心を打った。
直面法西斯主义的卓别林电影《独裁者》在制作时收到非常多的威胁信件。但是,该电影在纽约上映后连日满座。充满人道主义总结性演讲,打动了很多的观众。
「わたしたちは、みんなおたがい助け合いたいと望んでいます。……わたしたちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって、生きたいのです」(中野好夫訳)。75年をへた今も言葉の一つひとつが胸に響く。
“我们,希望大家能互相帮助。……我们,希望为他人的幸福而活,而非为其不幸。”(中野好夫译)75年过去了,其每一句话语至今回荡在人们耳畔。
言葉が輝きを失わないのは、しかし、おびただしい「他人の不幸」が地上から消えていない証しでもある。1日を1・25ドル未満で暮らす極度の貧困に、今も8億を超す人があえぐ。
但是,其话语没有失色也证明了大量的“他人的不幸”没有消失。至今仍有超过8亿人挣扎生活在每天不满1.25美元极度贫困之中。
小学校に通えない子が5670万人。5歳までに亡くなる子は年に600万人。数字はどれも厳しい。現実を顧みるとき、市場経済のもとで「勝ち組」が華やぐ繁栄は、虚飾となって色あせる。
有5670万人没有上过小学。每年有600万的孩子在5岁之前夭折。这些数字是多么的残酷。回顾现实,以市场经济为基础,“胜利一组”所构筑的繁荣也只是假象,在这数字面前黯然失色。
24日に創設70年を迎えた国連が、地球全体の発展のための新たな行動計画にのりだすという。加盟193カ国が今後15年で取り組む。道は多難でも、地球上をむしばむ貧と富、幸と不幸の落差を思えば、それを世界の強い意志とするほかはない。
于本月24日来了建立70周年的联合国,制定了全球发展的新行动计划。加盟的193个国家在今后15年内实现这一目标。虽然道路多艰,但是如果想到侵蚀地球的贫困和富裕、幸福与不幸的差距,唯有集全世界的坚强意志来应对。
〈ぶらさげて子の体重ははからるる目盛りを見つめる母のまなざし〉。国連世界食糧計画の日本大使、知花くららさんが発展途上の地で詠んだ。そのあとに、標準に満たない軽き子をおんぶして帰っていく母の姿も歌われる。情景に、チャプリンの言葉を重ねてみる。
“母亲盯着体重计,孩子体重有多少”。这是联合国世界粮食计划的日本大使知花先生在发展中国家的土地上吟诵的一句诗。他接着还吟诵了母亲背着不满标准体重的孩子回去的样子。此情此景之下,重新回顾下卓别林的话语吧。