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宪法字样 遭到涂抹
日期:2015-11-10 21:20  点击:508
当事者の意図はどうあれ、今の日本社会のありようを映し出した出来事と思える。東京都の日野市役所が、古い公用の封筒を活用するにあたり、表に印刷された文言に黒塗りを施した。「日本国憲法の理念を守ろう」という言葉に、である。
    当事人是何种意图?我想起了反应当今日本社会形态的一些事情。东京都的日野市政府在使用以前的公务用信封时,将印刷在表面的语句涂黑了。而这句话就是“保护日本国宪法的理念”。
 
2010年から11年に作られたもので、現在使用中の封筒にはその語句はない。旧式になった事務用品を捨てずに使う仕事ぶりは堅実だ。だが、当事者である市環境共生部の緑と清流課は、「消す必要のない箇所を誤って」消してしまったという。
    这些信封是在2010年到2011年间制作的,而现在使用的信封没有印这句话。使用以前的办公用品而不舍弃的工作态度本身没有任何问题。但是,当事者市环境共生部的绿色与清水部门在涂掉这句话后说,“误涂了没有必要去除的地方”。
 
どういう意図なのか。市に問い合わせや抗議が相次いだのには十分な理由がある。公務員は憲法99条により、憲法を尊重し擁護する義務を負う。黒塗りはこれに背くことにならないか、と。
    他们究竟是何意图呢?质问和抗议市政府的行动不端发生,这些行为都有着充分的理由。公务员根据宪法第99条,负有尊重并拥护宪法的义务。而涂黑这件事不就是对其的背叛吗?
 
日野市議会は昨年6月、新しい憲法の制定を求める意見書を可決している。どこをどう変えるという具体的主張ではない。「時代の要請」だからとするだけだ。全面的な改憲草案を掲げる自民党政権の下、同じような動きが地方議会に広がる。
    日野市议会在去年6月份就通过了要求制定新宪法的意见书。这并非是要求某些地方做出修改的具体性主张,而是仅仅基于“时代的要求”而做。同样的行为正在隶属于宣扬全面修宪草案的自民党政权的地方议会蔓延。
 
今回の「誤った事務処理」が、時代の「空気」と関係があるのかどうかはわからない。市は単純ミスとし、市長は先月末、憲法以下の法令を順守する姿勢に揺るぎはないとするコメントを出した。
    这次的“事务处理失误”还不清楚是否与时代的“氛围”有所关联。市政府将其作为单纯的错误,市长在上月末为了表示坚定遵守宪法之下所有法令的姿态还写了篇专栏。
 
改憲の主張も、それに反対する主張も、議論は自由だ。しかし昨今、後者との関わりを避ける自治体が目立つ。日野市の意図がそうでないとしても、「消す」という行為は社会に漂う圧迫感を象徴するかのように感じられる。
    无论是修宪的主张还是反对的主张,讨论都是自由的。但是最近,出现了回避与后者关系的自治体。即便日野市的意图并非如此,但是“涂黑”这一行为却仿佛象征了弥漫在社会上的压迫感,我如此感觉。

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