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文化之日 阅读古典
日期:2015-11-10 21:22  点击:531
最近、自宅で猫を飼い始め、相好を崩している知り合いが何人かいる。たまたまかと思っていたら、時代の流れもあるらしい。ペットとして飼育される猫の数が、犬の数を抜きそうだという。業界団体の予想を先日の本紙が報じた。
    最近,一些朋友在养猫后,脸上多了很多笑容。偶尔想来,时代的潮流在变吧。据说饲养的宠物猫的数量超过了狗。前些日子,本报报道了相关业界团体的预测。
 
テレビやネットでも確かに猫人気は高い。一方、犬の飼い主は高齢化し、飼育数が減り続けている。猫派の方々、犬派の方々、どちらもという方々、どんな感想を持たれただろう。
    的确在电视和网上,猫的人气很高。另一方面,因为养犬的人的高龄化,饲养数量也正在减少。养猫派、养狗派,谁是哪一派?又带有何种感想呢?
 
「神秘感がある。無邪気にして、かつ魔的」。猫をそう称賛したのは作家の故丸谷才一さん。「まことに誠実で、飼い手の思う通り」と犬を評したのは、国語学者の故大野晋さん。両者の特性を語りあった対話は、お二人の共著『光る源氏の物語』で読める。
    “具有神秘感。天真无邪且具有魔性。”已故作家丸古才一先生曾如此称赞猫。而已故的国语学者大野晋先生过去评价狗说,“非常真诚,与饲主心灵相通。”在这二位共著的《闪光的源氏物语》中读到了讲述讲述两种动物特性的对话。
 
丸谷さんが断じるに「日本文学史を闊歩(かっぽ)するすばらしい猫」が2匹いる。1匹はむろん漱石の吾輩(わがはい)。もう1匹は源氏物語の「若菜」の巻に登場する。素養なき身は教えられるばかりだが、主人公の正室女三(おんなさん)の宮(みや)の愛猫だ。
    丸谷先生断言,有两只“昂首阔步走在日本文学史中的猫”。其中一只当然是夏目漱石的我辈。而另外一只则在源氏物语的《若菜》卷中登场。这是不学无术的我刚刚才知道的。它是主人公正室女三殿下的爱猫。
 
「ねうねう」。いじらしく鳴くこの猫が、女三の宮と柏木との不義の恋を絶妙に彩る。片思いの柏木は策を用いて猫を手に入れ、身代わりのように可愛がる。こんな役回りは犬にはできないとは大野さんの言だ。犬派には異論もあろうか。
   “喵喵”。这只叫声若人恋爱的猫儿,为女三殿下和柏木的不伦之恋做了点睛之笔。单相思的柏木用计获得了这只猫,将其当做殿下的替身极尽怜爱。大野先生说,狗是无法单担此重任的。养犬人士有何异议吗?
 
一昨日は源氏にちなむ「古典の日」だった。きょう、文化の日。日頃縁遠い書物に挑むのもいい。早々にくじける人が多いという源氏だが、前半は飛ばしても「若菜」だけは読んでというのが、お二人の助言だ。
    前天是起源于源氏的《古典之日》。而今天是文化之日。去挑战下平日里疏远的书籍吧。很多人早早就被源氏物语打击过了吧,但是别去看前半部,只看看《若菜》就好,这是这二位的建言。

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