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光都巴黎 恐怖惨案
日期:2015-11-27 11:59  点击:334
「憎しみ」という感情の、手に負えぬ底深さを、ポーランドのノーベル賞詩人シンボルスカが記している。〈ほかの感情とはちがう……それは自分を生みだす原因を/自分で生む〉(沼野充義訳)。どこまでも増殖し、連鎖するという意味であろう。
诺贝尔奖得主,波兰诗人辛波鲁斯写过“憎恨”这种感情的无边无际,“与其他的感情不同……因为它源于自身,长于自身”(沼野充义译)。其意思它无处不生长,并产生连锁反应。
 
〈憎しみ 憎しみ/その顔は愛の恍惚(こうこつ)に/歪(ゆが)んでいる……憎しみはコントラストの名人/爆弾の轟(とどろ)きと静けさ/赤い血と白い雪を対照させる〉。そして、憎しみは狙撃者の目で未来をのぞき込んでいる、と詩は続いていく。
“憎恨、憎恨,脸庞因爱的模糊而扭曲……憎恨是对比的明星,炸弹的轰隆声与静寂;鲜红的血液和雪白的雪花形成了强烈的对比”。接着,诗又写到,在袭击者的眼中,憎恶窥视着未来。
 
パリの人々を標的にした同時テロは、いかなる憎悪によってもたらされたのか。犠牲者は120人を超え、刻々と届く情報に胸がつぶれる思いがした。許されざる蛮行である。
以巴黎民众为目标的,一齐发生的恐怖袭击,将会带来巨大的仇恨。遇难者超过了120人,每一分每一秒传来的消息令人心碎。这一暴行决不可原谅。
 
10月下旬の冬時間入りとともに、パリは花の都から電飾輝く「光の都」になる。人々は観劇や演奏会、スポーツ観戦、食事や語らいで夜を楽しむ。金曜夜といえばその盛り。動機がどうであれ、市民を狙った無差別の暴力に理などない。
随着10月下旬进入冬时令,巴黎从花都变成了灯火辉煌的“光之都”。人们观赏戏剧、音乐会,观看足球比赛,吃着饭聊着天,享受着夜晚。周五一派盛况。无论出于何种动机,以市民为目标的无差别暴力袭击是没有任何理由的。
 
マルコ・ポーロの『東方見聞録』に出てくる「山の老人」の話をかつて書いた。大麻で若者を手なずけて暗殺集団の手駒とした。現代の大麻は憎しみだろうか。たぎる憎悪に自己陶酔するように、テロリストは凶行に走るのかもしれない。
我曾经写过摘自马克•波罗的《东方见闻录》的“山之老人”的故事。用大麻作为控制年轻人的手段,使其成为暗杀集团的一员。现代的大麻就是憎恨吧。或许恐怖分子自己就陶醉于涌动的仇恨之中,然后犯下滔天罪行。
 
テロがもたらす憎悪と恐怖でフランス社会が分断され、排外の嵐が荒(すさ)べば、それこそ犯人らの思い通りになる。犠牲者を悼みつつ思う。自由、平等、友愛の三色旗を忘れぬことも、市民の「テロとの戦い」であろうと。
一旦恐怖袭击所带来的憎恨和恐怖撕裂法国社会,并掀起排外狂潮,那么就会正中罪犯们的下怀。让我们在此哀悼遇难者。不忘象征着自由、平等、友爱的三色旗帜,也是市民的“反恐之战”。

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