[仕事の内容]
正義の味方、検察官です｡刑事事件の裁判は、検察官が起訴してはじめて開始されます｡検察官は､殺人や強盗などの刑事事件が発生すると､自ら、あるいは警察を指揮して犯罪捜査にあたります。また、法廷では､容疑者の罪を明らかにするため､起訴状の朗読､陳述、証拠の提出､求刑などを行います｡判決を不当と判断した場合は控訴､上告をします。
[なるための進路]
裁判官と同様に､司法試験に合格しなくてはなりません。新司法試験制度では、法科大学院を卒業するか予備試験に合格する必要があります。司法試験合格後は､司法修習生として1年半の研修を受け､その後､法務省の面接試験を受け、パスすれば地方検察庁に配属されます｡ただ、司法修習生で検察官を希望する人の割合は､裁判官、弁護士に比べていちばん低いようです。ちょっと残念な気がします。
