[仕事の内容]
政治、社会、経済、国際、スポーツ、文化など、さまざまな分野での出来事を取材し、記事を書く仕事です。新聞社には編集局があり、大きな新聞社では、それぞれの分野専門の部(政治部、社会部など)に分かれています。また、各地に支局や支社があり、新人はここで記者生活のスタートを切ることが多いようです。
新聞記事ができるまでの過程は、まず記者が取材してまとめた原稿を、各部のデスクが手を加え整理部に送ります。整理部は最終的にその原稿を整理し、見出しをつけて記事ができあがります。最近は、印刷までのそれらの流れは、すべてコンピュータを介して行われます。
新聞記者には、旺盛な好奇心、幅広い視野と知識、そしてバランス感覚が必要です。多くの新聞社が不偏不党をモットーとしていますが、偏った狭い思想の持ち主には、よい記事は書けません。またこの仕事は、時間的に不規則なことも多く、肉体的にも精神的にもかなりハードです。
[なるための進路]
採用数が多いのは、文系学部の卒業者ですが、とくに必要とされる資格や技能はありません。朝日新聞や読売新聞などの代表的な全国紙に入社するのは、かなり難関です。