本当の話し上手は、必ず話が短く、テンポがよい。
本当の話し上手は、必ず話が短く、テンポがよい。 | 知的な話し方をする30の方法
話し上手は、共通して「一つ一つの話が短い」という特徴があります。
「話し上手と言うくらいだから、話が長いはずではないか?」
そう思っているのではないでしょうか。
しかし、現実では、逆なのです。
本当の話し上手は、必ず短いことが特徴です。
だらだらせず、1つの会話が短く、歯切れよく話が進みます。
日本のお笑い芸人として有名な明石家さんまさんは、会話の達人です。
さんまさんの話は、1回が短い。
いつまでも自分の話ばかりせず、区切りのよいところで会話を切って、相手にふります。
全体としてコミュニケーションの時間は長くても、不思議とだらだらした雰囲気は流れません。
1つの会話が短いからです。
話が短いということは、それだけで聞きやすく、理解しやすく、その上疲れさせません。
同時に会話のテンポもよくなります。
話し上手は、話を長く続けられる人と思われがちです。
たくさん話をして、長く話せる人という認識が強い。
結婚式の仲人も、言葉が長いと会場の雰囲気が悪くなります。
聞く人はみな「早く終わってくれよ」と思っています。
話している仲人は「たくさん話しているんだから、いい話だと思うに違いない。話がうまいと思うに違いない」と勘違いしています。
本当の話し上手は、必ず話が短いのです。
話がうまくなるために、とりわけ上手な会話の練習をしなくても「まず1回の会話を短くしよう」と心がけましょう。
そうするだけで、不思議と会話のセンスが上がります。