おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。
おいしくない食事は「まずい」とは言わず「変わった味ですね」と褒めてしまう。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方
歌手でタレントの和田アキ子さんは、料理番組で食事の感想を述べるときには「まずい」とだけは言わないようにしているそうです。
出演している料理番組の中では、当然いろいろな料理が出てきます。
しかし、せっかく心を込めて作っていただいた料理でも、中には自分の口には合わないものもあります。
「おいしくない料理」や「まずい料理」のことです。
しかし、そこで正直に「まずい」と言っては、作ってくださった方にとても失礼です。
「まずい」とは言わず、上手に食事を褒めるコツとして「変わった味ですね」と表現を変えて感想を述べるそうです。
どんなにまずい味の料理でもただ自分の口に合わなかったと言うだけのことであって、人によっては夢中になる味かもしれません。
たまたま自分にはまずいと感じている味でも、ほかの人にとっては「おいしい」と感じることもあるでしょう。
こんなときには「変わった味ですね」と食事を褒めることがスマートな表現になります。
テレビというマスメディアは全国に流れるだけに、言葉一言に大きな重みが伴います。
せっかくの料理をけなしてしまっては、全国にそれが伝わってしまいます。
「変わった味ですね」と笑顔になって言えるところに和田さんのベテランさや優しい心が感じられるのです。