褒め言葉は、完了形や進行形を使う。
過去形は、できるだけ控える。
褒め言葉は、完了形や進行形を使う。過去形は、できるだけ控える。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方
褒め言葉のポイントは、完了形や進行形を使うことです。
「~した」という完了形と「~になっている」という進行形です。
「よくなったね」と言われるのも嬉しいですが「よくなっているね」と言われるのも同じくらい嬉しいものです。
「よくなったね」は、完了形です。
「以前よりよくなりました」と完了形にしているため、今の状態は以前よりとてもよいことを相手に伝えることができます。
「よくなっているね」は、進行形です。
「どんどんよくなっているよ」というニュアンスを表現できていて、こちらも響きのいい褒め言葉です。
褒め言葉は、完了形と進行形の褒め言葉ならなんでもOKです。
ただし、気をつけてほしいことが1つあります。
それが、過去形の褒め言葉です。
「よかったよ」というのは過去の褒め言葉です。
「あのときは、よかったよ」「昔は、よくできていた」と褒められても「じゃあ、今はだめなの?」と相手を傷つけてしまいます。
褒めようと、つい過去形にしてしまうと逆に相手を落ち込ませることになります。
必ずしも悪い意味で使っているわけではなくても、誤解されやすいので要注意です。
褒め言葉は、できるだけ完了形か進行形を使い、過去形は控えるようにすることが大切なのです。