叱るときには、2人のほうがいい。
褒めるときには、皆の前のほうがいい。
叱るときには、2人のほうがいい。褒めるときには、皆の前のほうがいい。 | 人の才能を伸ばす30の褒め方
叱るときには皆の前でしてはいけませんが、褒めるときには皆の前で話しましょう。
大勢の人がいるとそれだけ人目が多いため、叱られているときの恥ずかしさは何倍にも大きくなります。
本人の心にも傷がつき、叱られるという精神的ダメージに、恥ずかしいというダメージが加わり、気分が落ち込んでしまいます。
大勢の前ではなんでもいけないのかというと、そうではありません。
褒めるときに限っては、大勢の前のほうがいいことを知っておきましょう。
1人より10人の前、10人より100人の前で褒めてあげたほうが、人目が多いだけに嬉しさが大きく感じられます。
優秀なリーダーほど、部下を褒めるときには皆の前で褒めたたえます。
皆の前である分、気分がよくなるからです。
ですが、叱るときには2人きりになってしなければいけません。
皆の前で叱ると、その人のプライドが傷ついてしまい、ひどく落ち込ませてしまうからです。
人の心を大切にしながら指導するときは、2人になるときと大勢の前になるときのシチュエーションを使い分ける必要があります。
そのときの人目の多さを意識しておかないと、相手の気持ちがだめになってしまうのです。