潮がひいた後、砂浜や磯に置き去りにされていったような水溜りのことをいいます。潮溜まりともいいますが、こちらは海水がたまった場所を、忘れ潮の方は残っている海水の方をさします。
この潮溜まり、のぞいてみると、思わぬ発見があったりします。
小魚が泳いでたり、カニやヒトデ、貝などがいたり・・・・・・。忘れ潮と一緒に取り残された生き物たちに出会える場所なのですね。
私たち人間も、時代の流れの中で、いろいろなものを置き去りにしてきました。もしかしたら、忘れられていくものの中に大切なヒントが隠されているかもしれません。
忘れ潮をのぞきこむように、時々、遠い記憶を呼び戻してみるのもいいかもしれません。