小さな石ころがたくさん集まって、やがて大きな岩になる。そして、苔が生えるほど、ゆるぎのないものになる。
なんと果てしない自然の営みでしょう。
~細石の 厳となりて 苔の生(む)すまで~
一般に細石は単なる小石を意味しますが、石灰質角礫岩の小石の場合、溶け出した炭酸カルシウムが沈着して、やがて岩となるそうです。
私たちひとりひとりは、細石のようなちっぽけな存在。でも、その小さな思いが集まって、大きな奇跡を呼ぶこともあるということですね。
たとえば、今の平和も、ひとりひとりの小さな願いが集まって、大きな願いへと広がっていったものだと思います。
細石の心は、普遍の思いではないでしょうか。